コウノドリ12巻

妊娠高血圧

アレルギー

転科


今回のコウノドリは少しハードな内容のものがありました。



鍼灸師は病名を診断する権利はありませんので血圧を測っても高血圧かどうか直接患者さんに話すことができないです。

妊娠高血圧となると普通の血圧とも異なり、血圧の数値の基準が違うからまた説明に困ることもあります。

基本的には病院で詳しく検査してもらえるように説明していますが、頼りなく見えてるかもしれないですね(~_~;)


鍼灸で妊婦さんを見る場合は基本的に妊娠中期からとなります。



妊婦さんはの体は繊細ですので初診で妊娠初期となると


もともとどんな体質で血圧はどれぐらいなのか

食生活はどんな感じなのか

平均体温は

顔色

便通


などなど情報が

少ない上に、鍼灸を受けたときの反応

鍼が合うのか、灸が合うのか

どれだけの刺激量が適切なのかがわからないのであまりお薦めすることはできません。


中期になってきますと体の状態も安定してきますので、小さな刺激から始めることで治療計画が立てられることもありますが、やはり妊娠前から通われている方がリスクが少なくて済みます。

鍼灸に興味が有り、妊活中であるのであればまず自分の体質を知ってもらうのに鍼灸院に相談してみるのも一つの選択肢ではないでしょうか。



また、三陰交というツボが婦人科系に良いということが言われているので、妊娠中にずっと押している方がいらっしゃいますが、三陰交のツボの効果として分娩促進効果がありますので、妊娠初期の方では流産のリスクが出てくると言われています。

その他にも、血管を拡張するので分娩時の出血量が増えてしまう可能性もあります。

適切な時期に適切な刺激することでツボの効果を最大限に引き出すことができますので、今使われている方はまず鍼灸師の先生に相談されてみてください。

そうそう

コウノドリ12巻に「転科」という話が収録されています。


医師にはいろんな科が有り、専門的に治療していますね。

産科

小児科

外科

内科

精神科

などなど


鍼灸では専門的にしている疾患を持っている先生もいらっしゃいますが、東洋医学で治療をしている方は体全身を総合的に見て子供から大人、運動器から消化器といった幅広い治療している方が多いです。

転科というのがない医療系のお仕事!

ということはどの科の勉強もしなくてはならないのです!!

そして東洋医学に置き換えて‥‥‥


鍼灸師は卒業して、免許を取ってから学ぶ西洋医学が非常に多いことが今更ながら痛感しています。

医師の話すことを理解できるようひたすら勉強💦

お医者さんはこんなに勉強してるのか‥‥‥すげぇ