棒灸さん

睦月の棒灸は手作り棒灸です。


棒灸もつかい方が色々あるので、どの使い方にも対応できるように自分で手作りしています。

写真で載せているのは「温陽法」とよばれているんですが、身体から少し離して輻射熱によって温めています。


他にもお灸の煙が当たるようにしたから温めていく方法

タオルなど身体に密着させてその上から押して温める方法


使い方は鍼灸院によって多少違いがあるみたいです。

棒灸は手で持って使いますので持ってる部分の艾(もぐさ)が余ってしまいます。


そのまま捨てる院もあるようですが、紙をめくってしまえば普通のもぐさなので箱灸に使っています。

お腹に置いとくと気持ちがよくって結構人気です!!


箱灸は箱、竹筒などに網をつけてもぐさが身体に直接つかないようにして輻射熱で温める道具です。

棒灸の使い方とほとんど同じですが、箱に入れて使っているので温かさが逃げにくく、置いて使うので動かさずに集中して温めるときに使います。

ここ最近は冬場はもちろん、エアコン(冷房)の普及で夏場の冷え症の方も多いので棒灸・箱灸をはじめ、お灸を使うことも多いです。

春は冬に冷え切った身体を温め、秋は夏場の冷房で冷えた身体を温めます。

結局オールシーズン冷え症の方がどんどん増えているのが現状です。

生活がしやすくなった分季節特有の症状というのが全ての季節で起こりうるようになってしまっているので身体が今どの季節なのかわかっていない状態にある患者さんがいます。(自分で体温調節が出来ていない状態)

こんな状態が続くと自律神経が乱れてしみます。


エアコンが悪いわけではありませんが、常にかけるのではなく1日のうち一番暑くなる時間帯にかける程度で使っていただけると身体(自律神経)への負担が減ってくれるので冷房病と言われる症状が和らぐことが多いです。

また、年中冷え症という方も少しずつ症状が落ち着いていくことがあります。


治療と併用していただけるとより実感できるかと思います。